2005年06月15日

プロ野球について

今、交流戦てやってますけど、
あれってなんでパの相手と戦った結果が
セ・リーグの順位に反映するんスかね?
イマイチ理解できない。

僕にとってプロ野球って馴染みが薄いのだけど
去年の例のゴタゴタから見てて思うのは、
球団、選手、ファンがバラバラだなぁ、って感じ。


まずオーナー及び球団。
みんなはオーナー達が悪者のように言うが、
彼らにとってプロ野球チームとは、広告宣伝の為の道具なワケだ。
そういう視点にたてば、オーナー達の発言は、僕にはマトモに聞こえる。
「私たちの愛する球団を潰そうとするあなた達は悪者だ」
という意見は、とてもキャッチーで人々を統合しやすそうだが、
それはいささか一面的に過ぎるのではあるまいか。

元をただせば、日本の多くのスポーツが
企業の広告宣伝や福利厚生から始まっていることが原因だ。
そしてそれは、日本人がスポーツを人生において
必要不可欠なものと考えてこなかったことに起因する。
それが、余暇を楽しむことを重んじるようになった現在において、
問題として表面化してきたのだ。
オーナー達は彼らなりの、旧来からの原則に従って
発言し、行動しているだけなのだ。
そう考えれば『ファンを無視した横暴だ!』といわれる言動は
納得はできなくても、理解はできる。

そして選手。
彼らは被害者であるかのような役割を演じているように見えるが、
選手だって赤字経営なのを分かってて
高額の年俸を要求してたんじゃないですか?と言いたい。
赤字にしたのは全て経営者の責任、とは僕には思えない。
ファンサービスを一生懸命してるみたいだが
“いまさら”って感じがする。

そしてファン。
これはもう完全な被害者ですね。
何も口出しできないんだから。


野球界の問題は、ナベツネがどうこうよりも
親会社依存体質と訣別しない限り解消されないと思うな。


と、部外者の僕が呑気にこんなこと言ってますが
Jリーグだって決して安泰ではない。
親会社に頼ってるところはいっぱいあるんだから。
フリエの消滅や、楽天誕生の経緯を反面教師にして
変えていかないと。
そういう意味では来年(今年?)から発表される
各クラブの収支報告は注目だ。
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