2006年01月27日

頼むから静かにしてくれ

2週間程前に、中央公論新社より刊行開始されたシリーズ。
『村上春樹翻訳ライブラリー』。
村上春樹が翻訳した作品が順次、月2冊ぐらいずつ出るそうです。

で、その1発目がこちら。
頼むから静かにしてくれ〈1〉


レイ・カーヴァーの全集を新書化したもの(若干の手直し有り。)で、
装幀も全集と同じ和田誠さん。
和田誠さんと言えば全8巻の全集では、可愛らしいイラストがとても素敵でしたが、
今回のシリーズでは写真でいく模様。
これまたいい感じだ。


カーヴァーの作品には、特別なドラマはなく
緻密な構成で、日常の中のちょっとした出来事を描いているものが多い。
その出来事というのが、よくありそうな風景なんだけどなんだか奇妙な感じで、
奇妙な感じなんだけど読み終えた後、なんだか心がほっこりと、
そしてジワァ〜っと暖かくなるような、他にはない不思議な味わいがあります。

短編なので、気が向いた時にサッと読めますから
読書に慣れてない人でも楽しめるのではないかと。
カーヴァーに接したことがないという人は是非。
自分の時間を捧げる価値は十分にある作家です。


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