■ニュースリリース:制裁決定について(Jリーグ公式)
制裁金は浦和に対して2,000万円、ガンバに対して1,000万円。
共に始末書も提出せよとのこと。
(2)違反行為の内容
2008年5月17日(土)に埼玉スタジアムで行われたJ1リーグ戦第13節「浦和レッズ対ガンバ大阪」において、ガンバ大阪のサポーターが試合開始前に浦和レッズサポーターに対し物の投げ込み(水風船及びペットボトル)を行い、浦和レッズファンの家族や子供に当たった。またガンバ大阪サポーターは誹謗中傷ともとれる横断幕の掲出、緩衝柵を揺らしての挑発行為(罵声等)も行った。
試合終了後、ピッチではガンバ大阪の選手が円陣を組んで喜びをあわらにしたことがきっかけで、選手同士がもみ合いとなり、スタンドでは、選手に対して異議を述べるなどしていたガンバ大阪のサポーター1名がスタンドの最前列に詰め寄った他のガンバサポーターに押され、スタンドから3メートル下のスタジアム内の溝に転落して怪我を負った。その後はスタンド内が混乱し、サポーター同士で物の投げあいが行われ、興奮した両チームサポーターがもみあいとなり、緩衝柵の大部分が倒れてしまった。
その後、試合前に行ったガンバ大阪サポーターの一連の行為が起因となり、浦和レッズサポーターがビジター出口に集結したことから、安全確保のため、ガンバ大阪ファン・サポーター約800名は最長3時間半もの間、スタンドでの待機を余儀なくされた。また、一部の浦和レッズサポーターによりガンバ大阪の応援備品が破壊・点火されるなどの事態となったことも含めて、一連の騒動はサッカースタジアムが危険であるとの印象を社会に与えてしまった。
Jリーグ公式サイト:ニュースリリース:制裁決定について
Jリーグとしては、制裁金の額としては運営責任者たるホームの浦和さんのほうを多くしたけれども、
この「違反行為の内容」を読む限りでは
「浦和も良くないけど、どっちかっつーと先に手を出したガンバサポが良くないよね…」
って思ってるような感じはある。
何となく僕はそう感じます。
まぁそりゃそうかもなという気はする。
そして何よりも「サッカースタジアムが危険であるとの印象を社会に与えてしまった。」と言う点。
ここが最も重要。
これが一番大きいよなぁ…。
そして両クラブは公式でそれぞれリリースを出してます。
■Jリーグ 裁定について(ガンバ大阪公式)
■Jリーグからの制裁について(浦和レッズ公式)
個人的には金森社長の反省しっぷりが胸に痛い。
就任したばかりなのになぁ。
もう何と言うか、ガンバ大阪が不名誉な形でJの歴史に名前を刻んじゃったなぁという感じで
本当にとても残念です。
改めてそう思う。
何であれ信頼を築くには長い時間がかかるけれども、
それを崩すには少数の人間の愚行があれば一瞬だよなぁとかそんなことを考えました。
僕らサポは改めてクラブの一部だということを自覚しないといけないよね。
で、この1,000万。
ものすごく重い。
損益方面の数字は上級大将さんがはじいてくれてますけれど、
1000万の利益を出そうとすると、ざっくり1億3800万ぐらいの売上が必要。
でけー((( ;゚Д゚)))
バランスシート的にもガンバにとっての1,000万というのはハンパない金額。
(参照→百舌鳥日記:ガンバの経営状況とか。)
ヘタするとこれのせいで債務超過にも陥りかねないほどの。
まぁこういうのはオマケ的なお話ですけれども、それぐらい大きいお金だと言うことです。
これは制裁金として没収される罰金なので、本来ならば何も生み出さないお金だ。
しかしクラブは(僕らも含め)、ここから何かを得なければならない。
数年後、数十年後にこの事件を振り返ったときに、
暗い記憶と共に「高くついたけど、まぁね…。」と言えるようになっていなければいけない。
そして二度とこんなことがないようにして、いつか汚名を雪がなければ。
ガンバサポは肝に銘じてこの処分を受け止めて、よくしていきたいですね。