2008年08月02日

ガンバオタが非オタの彼女にガンバ世界を軽く紹介するための10人。

まあ、どのくらいの数のガンバオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、

「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
 その上で全く知らないガンバの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」


ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、ガンバのことを紹介するために
見せるべき10人を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にガンバ大阪を布教するのではなく
 相互のコミュニケーションの入口として)

あくまで「入口」なので、話題的にマニアックすぎるのは避けたい。
できればベストイレブンに選ばれた選手、記憶に残る選手・人物にとどめたい。

あと、いくらガンバ的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
サッカー好きが『ヤンマーの釜本』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。

彼女の設定は
サッカー知識はいわゆる「ガンバ系ブログ」的なものを除けば、やべっちFC程度は見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。


■アラウージョ(2005)

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「アラウージョ以前」を濃縮しきっていて、
「アラウージョ以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。
在籍したのも1シーズンだし。

ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

この情報過多なMVP兼得点王の選手について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、
それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、
オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。


■永島昭浩(1993)、本並健治(1993-1997)

アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうなガンバ戦士(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

「ガンバオタとしてはこの二人は“キャラ”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。


■稲本潤一(1997-2001)

ある種のオタが持っていた未来への希望と、アントネッティにフランスに連れてかれそうになった経歴を
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもガンバユースな

「母性本能くすぐり系なださカッコよさ」を体現するルックス
「繊細さと大胆さ」が同居するプレースタイル

の二点をはじめとして、オタ好きのする才能をちりばめているのが、紹介してみたい理由。


■エムボマ(1997-1998)

たぶんこれを見た彼女は「浪速の黒豹だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

この系譜の選手がその後続いていないこと、
彼がその後イタリアのカリアリへ、その後パルマへ移籍したこと、
カメルーンなら似た才能を持った選手が育って、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でもこういう選手がつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。


■西野朗(2002-)

「やっぱりサッカーにはダジャレも必要だよね」という話になったときに、
そこで選ぶのは「早野宏史」
でもいいのだけれど、そこでにしのんを選んだのは、攻撃的サッカーにかけるにしのんの思いが好きだから。

イケイケで作った2005年のチームが82得点58失点っていう数字が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「殴られたら3倍返しで殴り返せ」という方針がいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。

攻撃へのこだわりを俺自身はバランス悪いとは思わないし、もう戻れないだろうとは思うけれど、
一方でこれがオシムやオリベイラだったらきっちりバランスのいいチームにしてしまってたんだろうとも思う。

だけど、そこを選手の長所を引き出しまくって攻撃偏重なチームを作ってしまう、というあたり、
どうしても「試合の主導権を握るサッカーが見たい、という夢を捨てられないオタク」としては、
たとえ西野がそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。
チーム自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。


■礒貝洋光(1993-1996)

今の若年層で礒貝を見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。

小野伸二よりも前の段階で、純粋なテクニックとか才能の巨大さとかは
この男で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの選手がJリーグでこの時代にプレーしていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくガンバ好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる最近の映像の中でしかガンバを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。


■上野山信行(1993-)

上野山御大の「目」あるいは「選手づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから分からせる、
ということではなくて。

「優秀な雛が次々と育つ」的な感覚がガンバオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ『ユースの最高傑作』は数年おきに出てくるのだとも思う。

「祝祭化した週末を生きる」というJオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、
その「オタクの気分」の源はユース出身選手の才能的開花にあったんじゃないか、という、
そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に御大が手塩にかけて育てた選手の成長を日々楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。


■宮本恒靖(1995 - 2006)

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

こういうユース1期生から日本代表のキャプテンにまで育って、
有名すぎるほど有名になった選手が非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。


■遠藤保仁(2001 -)

9人まではあっさり決まったんだけど10人目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にヤットを選んだ。

アラウージョから始まってヤットで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、
ここ数年のガンバ攻撃サッカーの牽引者たる選手でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、
もっと他にいい選手がいそうな気もする。



というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10人目はこんなのどうよ、
というのがあったら教えてください。

「駄目だコイツは。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。




元ネタ:「アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本」
     http://anond.hatelabo.jp/20080721222220

(参考)はてなブックマーク - タグ 軽く紹介するための10本


※まぁ、もう乗り遅れてるかなとも思ったけど、他に書きたいこともないし書いてみたw



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この記事へのコメント
初観戦をサテ戦にしてしまったので、ミネイロにハマってしまった非ヲタな彼女がいますw
Posted by ヤス at 2008年08月02日 02:58
じぶんとまったく違う方向でもよくてガンバを応援する彼女になっても、肯定してくれるだけでいいなら、イケメン度合いで選手を紹介したほうが早い!とおもう。

男の人の考えるイケメンと女の人が考えるイケメンはちょい違ってるとおもいますが、、、

ただコノ方向でもし彼女がガンバファンになったらたぶん
おんなじ方向向いてない分、いらいらするだろうし
おんなじ方向向いたら向いたでそりゃ同志になっちゃうので
彼女という存在じゃあなくなる気がします。

といことでとかってにまじめに答えてみました、、、
Posted by ガンバファン at 2008年08月02日 06:15
彼女がオヤジ好きなら泉ちゃんやキクちゃんもありw
Posted by たえぴょん at 2008年08月02日 14:49
彼女ぢゃないけど、フタがホントにごくまれに見せる「エロい」笑顔が好きな♀が約2名います。
Posted by ブーカス at 2008年08月02日 19:07
>ヤスさん
それはもうオタ認定してもいいんじゃないかとw

>ガンバファンさん
「彼女=同志」が一番いいかもしれませんよ?
週末のデートは万博と練習場ばっかりになるかもしれませんがw

>たえぴょんさん
その2人を選ぶなんてオタな上にマニアックすぎるwww

>ブーカスさん
フタの笑顔が好きな人は結構多いと思うw
あれは希少価値ですからねぇw
Posted by シウヘイ at 2008年08月03日 11:17