20時前、ホテル阪急エキスパークに到着。
会場に入ってみるとプロジェクターを使ってアル・カラマ戦の録画を流してた。
始まるまではその試合をみたり、みんなといろいろ話したり。
定刻になってガンバ大阪のスタッフが会場に入ってきて、金森社長と桑原常務が壇上に座る。
司会進行はサポーター担当の山元さん。
参加人数は160名余り。
まず最初に山元さんから、
名古屋戦終了後からこの会を開催するにいたったここまでの流れの説明とお詫び。
そして桑原常務が試合運営の責任者として改めてお詫び。
ただ、これは居残り組に対して「あの日現場に行けなくて申し訳ない」というよりも、
「運営として、ああいった騒ぎを起こしてしまい申し訳なかった」というものでした。
どちらかというとそういったニュアンス。
その後、質問タイム。
質問者にマイクを届けてその場で立って発言という形。
一問一答ではなく、先に質問を出してもらってあとでまとめて答えるというスタイル。
質問が30個近く出たところで(ここまで約1時間)、
「そろそろ社長の言葉を聞きたい」という発言があり、ここから社長&常務のターン。
まず社長の基本的な考えというか方針が述べられる。
・サッカー業界は今後10年の間に伸びると考えている。
・その10年の間に競争も厳しくなるだろうから、魅力あるチームじゃないと生き残れない。
・魅力あるチームにしないと、10年後にはガンバがなくなってる可能性だってある。
・「強いチーム」と「楽しく安全安心」の2点がないとダメ。
・4人家族でメインに座れば2万円かかる。今、それだけの価値を提供できているか。
・ガンバはまだできていないと考えている。
・できているのは浦和と新潟の2チームのみだと思う。
・クラブを運営していくには大量の資金が必要。
・スタジアムの規模を大きくすれば入場料、広告看板の数、グッズ収入などが比例して増える。
・そうして得た資金を強化に充てていく。徹底的に。
・スタジアムを建てることについては意志決定はしている。
・あとは土地だけ。
・スタを建てるとなると近隣住民との問題もありなかなか難しい。
・桑原常務と2人で自治体に頭を下げて土地だけ提供してくれないかと回っている。
・いくつか話はいただいている。
・大阪の南の方からも話はあった。
・個人的にはエキスポが一番良いと思っている。
・来週アル・カラマが来るが、協会からは長居かホムスタでやれと言われてた。
・でも万博でやる。
・今後の補強もブラジル路線。
・アジア枠は使うつもり。韓国、中国など。
・西野監督には絶大な信頼を寄せている。
・ユースのエリアを広げていくことを検討したい。
・地元だけでは限界がある。
・外国人に対する強さを若年代から身に着けさせるため、ユースチームを欧州か南米の大会に遠征させたい。
・株式の公開などはしない。
質問にもまとめて答える形でだいたいこんな感じ。
あと、遠藤や播戸が長期離脱したことについての質問があって、
ガンバの施設にも問題があるんじゃないのか、
ということでクラブハウスの水道管などすべて工事しますとのこと。
他に出た質問としては、
−去年はマグノ、今年は水本、バレーがいなくなった。
−ミネイロの獲得は失敗なんじゃないか。
−代表に取られてばかりなのはいかがなものか。
−今後の中東対策。
−西野監督の解任は考えていないのか。
−固定メンバーばかりで戦うことをどう考えてるか。
−最近の試合は横パスとかばっかりじゃないか。
というのが出てたけど、
これらに関しては
「選手や監督についての質問に答えるつもりはない」とピシャリ。
「いろいろ言っていただく分には構わないが、口出しされる問題ではない」と。
ここは毅然としていて好感持てました。
変に耳当たりののいい言葉を並べられるよりずっと良いです。
あとは今回の一番のお題、サポーター対応関連。
主に桑原常務が答えてました。
・5/17の浦和戦での騒動以降、ガンバ大阪は警察庁に目を付けられている。
・もう既に「クラブ」と「サポーター」のだけ問題ではない。
・一般の社会問題にもなる。
・「サポーターを管理しなさい」、「それができないならJから出て行きなさい」と言われている。
・9/13名古屋戦のあと、ああいうことが起こるとは想定していなかった。
・その点、認識が甘かったと感じている。
・「登録サポの公募はしないのか」という質問には「いろいろ考えていきたい。会話ができるように模索したい」との回答。
・ガンバも考えていくが、サポーターも一緒に考えてね。
・こういうサポミはどういう形になるかわからないが、今後も開催していく予定。
・情報は公式HPに随時公開していきたい。
などなど。
「警察庁に目を付けられている」というのはヤバイねぇ。
全国区じゃないか。
関空までの警備態勢も、サポーター対策というよりも
関空で一般客に迷惑をかけないために吹田警察からの指導によるものらしい。
常務としては「そういった状況なんだから自重してくれ」って感じのことを言外に伝えたかったんでしょうね。
まぁそれはよく理解できます。
あと、社長に対する質問。
−名古屋戦のあと、なぜ戻ってきて話をしなかったのか。
お酒を飲んでいる人たちとはまともな話はできませんので・・・
と、答えてる途中で「お酒なんて飲んでなかったです!」と参加者から異議。
このへんでちょっと会は荒れる。
マイクなしでみんな発言したり。
結局、どういった状況かというのが社長にちゃんと伝わってなかったということなんだろうけれど。
−神戸戦でゴール裏の応援がなかったことについてどう思うか。
非常に残念に思った。
一般のお客さんにも申し訳なかったし、選手に対しても悪いことをしたと思ってる。
反省している。
−以前、『「安全で快適なスタジアム」のためならゴール裏の応援はいらない』という発言があったが、どうお考えですか。
誤解しないでほしい。
楽しく応援する分にはいっこうに構わない。
しかし水風船を投げたり、他の一般のお客さんに怪我を負わせたり、
そういった迷惑をかけるような応援ならなくなっても構わないと言ったんです。
これはすごく強調してた。
僕も前に登録サポ会議か何かでこんな発言があったらしいというのは聞いてたんだけど、
ちゃんと意図が伝わってなかったんですね。
以上、だいたいこんな感じです。
一言一句この通りというわけでもないし、抜け落ちてる所もあるかもしれないけれど。
まぁオフィシャルでも公開するって言ってましたけど。
全体的な印象としては僕は社長は信頼してもいいと思いました。
分からないところは分からないとハッキリ言うし、のらりくらりと交わさずに毅然としてるところも好感持てる。
ただやっぱり金森社長はサッカーの世界に入ってきたばかりなので、初心者な感じはしました。
うすうす感じてはいたけど、やっぱりという感じ。
サポを理解しないんじゃなくて、まだ理解できないのだ。
でもまぁそれは仕方ないのかなとも同時に思いました。
初心者相手に「俺と同じように熱くなれ」「熱くなる俺たちの思いを今すぐ理解しろ」
っていってもしょうがないと思う。
4月に就任してまだ5ヶ月ちょっとなんだし、そこまで求めるのはちょっと酷なような気もします。
でもそこも自分でもハッキリ自覚してるみたいで、
「ファンとサポーターの違いも分からない」、
「これから勉強していきますのでもう少し時間をいただきたい」
とも言ってた。
サポももうちょっと長い目で見てあげてもいいんじゃないかと思ったね。
社長を退任するときには「俺が世界で一番ガンバを愛してる」
と言ってくれるぐらいの社長になってくれてれば良いなと思いますね。
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