・シーズン途中の移籍における違約金について。
まずレアンドロの移籍の件。
もうこれはどうしようもない。
契約違反ではあるけれど、これは国際的には何ら悪いことではなく単なる選手の移動であると。
違約金を支払う以上、止めようがない話。
クラブとしては全力で引き留めたかったけれども、レアンドロの意志が固かったようだ。
その話し合いの中でしたレアンドロの言葉がなかなか泣かせるものだったようだ。
曰く、「自分の家は貧乏だった。母親は病気がちで、楽をさせてやりたい。恩返しをしてやりたいのでこのチャンスを活かさせて欲しい」。
なかなか浪花節です。
まぁそういう事情もあって、先方も違約金を払うしこのままチームに残したら士気にも関わる。
ということで移籍を認めたということ。
まぁ仕方ないよね。
で、じゃあペドロの場合はどうなのかというと、その違約金の金額設定を「べらぼうに」高くしてるのだそうだ。
レアンドロも高額だったんだろうけど、さらに高いらしい。
違約金を高くするなら、まず本給(年俸)が高くあるのが本来なのじゃないかという話だけれども、そこはそんなに払えないので違約金だけ高くしたみたいw
まぁ自衛手段としてはそうするしかないよねぇ。
・育成について
ガンバ大阪の育成方針は、下部チームにおいてはチームの成績よりも「個の育成」に重きを置いている。
下部組織の育成コンセプトは「世界に通じるクリエイティブな選手の育成」、「豊かな人間形成」、「フェアプレー精神の遵守」。
→
下部組織 | ガンバ大阪オフィシャルサイト
現在、ガンバ大阪はU-15代表に3人、U-17代表に2人を送り出している。
上のレベルに行っても技術的に通用する選手作り。
確かに現在その方針どおりのユースっ子は育っている。
ただ、その問題点もクラブは認識していて、現在Jリーグに出向中の上野山さんと出向する前に話し合ったが、やはり下部組織の選手は試合になると甘くなる傾向があるらしい。
玉際での激しさだとか勝利への執念だとか、そういったメンタルな部分。
ヤットなんかがユース育ちの選手は甘いというのもこのへんなんだろうね。
ただまぁこれは方針としてそこに重点は置いてないので仕方がないとも言える。
それよりもクラブとして優先していることがあるという結果なのだから。
でも、この夏にスペイン遠征(
ビジャレアルフットボール国際ユースサッカー大会)をしたらこれがすごくプラスになったと。
(前回のサポミで海外遠征を計画しているといってたやつだね。)
1勝しかできなかったけど、国内で同年代と試合をやるよりも得るものが多かったんだろう。
この遠征以来、玉際での意識だとか執着だとか、そういったものが強くなったとのこと。
今後はジュニアユースも海外遠征を考えているらしい。
あとスクール生の話。
レッズやマリノスは5,000名のスクール生がいるそうだ。
ガンバは今年300名増やして1,200名にした。
来年は350名増やして1,550名にしたいと。
そしてゆくゆくは3,000名まで増やす計画のようだ。
第1回のサポミの時に、社長は得た収入の余剰分は徹底的に補強に費やすと話していたけれども、今後は育成にもより多くの資金を投下するってことなのかな。
良いことだと思います。
質疑応答で「寮は作らないのか」という質問が出ていたけれど、その答えは聞けませんでした。
またオフィシャルでのアップのときに何か返事的なものがあるのかな?
まぁ別になくてもいいけどw
とりあえずやはり下部からの昇格ということのメリットは大きい。
契約金や年俸が安く済むし、クラブへの忠誠心(愛情、愛着と言ってもいいだろう)も高い。
地元の子供を広く集めて育成することで地域にガンバ大阪を浸透させることにも繋がる。
上野山さんがその昔、当時のクラブのフロントに対して「下部組織にかかるお金は費用ではなく投資だと考えてくれ」と訴えたのもそれがあるからこそ。
長い目で見ればメリットしかない。
それにサポとしても生え抜きというのは愛すべき存在だ。
ヒナ鳥を見守る親鳥の心境。
がんばれ、ユースっ子。
・新スタジアムについて。
今回も目玉なこの話。
社長が示した既に決定していることは以下の4点。
・自治体に頼っては難しいので民間資金で。
・土地だけは提供していただきたい。
・スタジアム建設後は自治体に寄付。使用料を今と同様に支払う形で。
・建設できた暁にはいろんな大会を催す。
川淵日本サッカー協会名誉会長、橋下大阪府知事、万博機構の中井理事長などと一緒に話し合いをもったそうだ。
その際、知事から「建設したとしてどんな大会が開催できるのか」という話があったらしい。
そこで金森社長がJFAに問い合わせたところ犬飼会長の名前で「これだけの大会が開催できる」という文書を貰い、それを提出したそうだ。
↓この記事になったやつですね。
車に乗り込んだ知事を呼び止め、手にしていた書類を渡して約5分間の密談。その内容を「スタジアムができた場合にどんな大会を開催できるのか、教えてもらいたいと言われていたので」と説明した。W杯、日本代表の国際大会、天皇杯など、新スタジアムで開催可能な主要大会を日本サッカー協会とすりあわせ、知事サイドに提出したという。
で、現在どんな進捗状況なのかというと、万博機構から候補地案はもらった。
今は賃料をいくらにするかだとか、その場所に建設した場合、鳥や昆虫の生態に与える影響がどれくらいあるのかだとか、そういった調査などをしているそうだ。
でもエキスポランドでジェットコースターが走っていたところにスタジアムを建てるんだから鳥や昆虫の生態も何もないだろうと僕なんかは思うんだけど、こういう話が出てるってことはちょっと違う場所になるのかなという気もする。
(ちなみにパラマウント方面の計画なんかとはまったく関係ないらしい。場所も全然違うとのこと。)
で、そこでクラブからひとつお願いがありますと。
■新スタジアムプロジェクトについて 皆さまの声をお聞かせ下さい! (ガンバ大阪オフィシャルサイト)
これですね。
現在、ウチに作って欲しいという話が吹田市以外からもあるそうだ。
でもガンバとしてはやはり吹田市、万博がベストと考えている。
でも当の吹田市がなんとなくあまり喜んでいないのではないかというようにも見える。
吹田市の阪口市長は大賛成の推進派。
スポーツの盛んなところは地域活性化に繋がって問題が起こりにくいというデータもあって賛成してくれている。
ただ、吹田市の中には歓迎されない意見も散見されてそこがちょっと・・・みたいな感じらしい。
個人的には作るのはこっちがお金を出して作るのに何をそんなに反対することがあるの?という感じなんだけど、聞えてくる話では20〜30年後に来るであろう大規模修繕、これを市が負担しなくてはならないというのがちょっとあれらしい。
まぁ確かになぁ。
それは考えが及ばなかった。
ガンバとしては小規模な修繕なら負担するが大規模なものになると話は簡単でなくなる。
市に寄付された以上、それは市の負担になるわけだし。
そういう部分で「スタジアムは本当に必要なのか」「税金を使う価値はあるのか」と。
でもそういう負担以上に市にとってはメリットの方が大きいと思うんだけどなぁ。
労せずにスタジアムという公共施設が手に入り、今は死んでいる土地が活用され、地域は活性化する。
そのスタジアムは国内でもわりと人気があるフットボールクラブがホームとして使う。
W杯が日本に招致されれば何試合かは開催するとJFA会長が明言していて、そうなると世界に向けて「SUITA」の名前が発信される。
(「OSAKA」になるかもしれんけどw)
というわけでガンバとしては後押しをして欲しいという話ですね。
僕らは万博がいいんだ!って。
反対の人は声を出すけども、賛成の人はあまり声を出さないようだって社長は言ってた。
確かにねぇ。
そういうところはあるかも。
というわけでみんなでメールなりハガキなりFAXなりを送るといいナリ。
ちなみに新スタができたら芝生の養生・管理の関係で、
もしかしたらアウェイ側のゴール裏とかは屋根が小さくなるかもだってw
建つ前からアウェイの洗礼ワロタw
■とりあえず今日これだけはチェックしておきたい必読のサッカーネタ?? 16分ででき...