2011年05月25日

ACL Round of 16 ダービー

ガンバ大阪 0−1 セレッソ大阪


自分の中で「ダービーで負けること」と同じぐらい悔しい事って他に何があるだろうって考えたんだけども全然なかった。
そんくらい悔しさを通り越して絶望感しかないです。
セレッソに負けて今年のACLが終わった。


一発勝負のR16、ダービー、万博、なのにここで負けるかと。
しかもその負け方というのがグゥの音も出ないほどの完敗。
何もできずに終わった。
いや、何もできずにじゃないな。
「何もせずに」だ。

刀折れ矢尽きての敗戦ならまだ納得がいく。しかし、この試合はそうではなかった。
中2日と中3日の差があったのかどうか分からない。
61試合戦ったあの年のことを考えれば日程的なことは言い訳にはしたくない。
しかし事実として、ピッチ上には全然走れていないチームがあるわけだ。
3本と繋がらないパスと拾えないセカンドボール。
それなのに綻びの手当てをしないベンチ。
平井を入れたのは先制されてからという後手後手の采配。
そして交代枠を残して試合終了。

「延長なんて知ったことか」とばかりに思い切りよく後半頭から乾、倉田に替えて小松、中後を投入してきた積極的なクルピとはえらい違いだ。

しかもこういうことが同じR16の舞台で3年連続だ。
もうはっきり言ってここらへんが西野朗の限界なのではないか、一度や二度なら「こういうこともあるか…」と思えるが、これが三度となるとさすがにちょっとなぁ…と。
そういう気にさえなってくる。
経験豊富なはずの監督がこうまで同じようなことを繰り返すのは理解に苦しむ。
延長を考える必要があったのか?
なぜ90分で終わらそうとしない。
ホントに謎だ。


最近のガンバを見ていると漠とした不安を感じる。
地力の低下というか。
緩い下り坂を徐々に下っているような。
その低下をみんな肌では感じつつも、どこまで耐えられるかという我慢比べ。
そしてこれまで積み重ねてきたことの偉大さゆえに変われない現状。
しかし身動きが取れず誰にも止められないという不安感。
なんかそんな風なことを考えたりした。
これが絶望的な負けを喫したことによるネガティブな思考ゆえというだけなら良いのだけれど。


ダービーで負けるのは2度とごめんだ。


セレッソ大阪/●0-1 | 試合速報 | ガンバ大阪オフィシャルサイト

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