2009年10月29日

「史上最強バルセロナ 世界最高の育成メソッド」/ジョアン・サルバンス

『ガンバはジョアン・サルバンスにコーチとしてオファーを出してしまえ。
 他チームに引き抜かれる前に。』


本書を読み終えてまず最初に抱いた感想がこれだった。





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2009年03月27日

「スポーツ・マネジメント・レビュー Vol.12」

smr_new
ここ数日探していたSMRのVol.12をやっとゲットした。
特集は『"世界基準"で見たJリーグ』

http://www.sportmanagement.jp/


Jリーグ好きとしては間違いなく面白いであろう内容。
実際読んでみてもハズレなし。


以下、目次から。
(ネタバレ含む。)


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2008年08月01日

フロスト警部の新作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

フロスト気質(上)フロスト気質(上)
フロスト気質(下)フロスト気質(下)

うひょひょひょwww
昨日発売でさっそく買って上巻読み始めたぜ。
やっぱ面白いわー( ´∀`)


・1994年 クリスマスのフロスト
・1997年 フロスト日和
・2001年 夜のフロスト

そして7年ぶりの新作、フロスト気質(かたぎ)

待たせすぎだろw
次回はいつになるんだよw
あー、何か読むのがもったいない感じ。

しかし前回も思ったけど文庫本で1,100円は高いよなぁ。
しかも今回は上下2冊。

まぁ買ったんだけどなw

ああ、楽しみ。
早く続き読みたい。  
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2008年06月04日

文庫版「オシムの言葉」。



なんで俺はこの本をもっと早くに読んでおかなかったんだろう。
これは凄い本。
読んでなかったことに軽く後悔です。

もう読んでて何度も泣きそうになった。
第5章の最後の一文なんて、読んだ瞬間に目の幅の涙が出そうだったよ。
つくづく偉大な人だなぁと思った。
ホントよく日本に来てくれた。

単行本は2005年に出ているので詳しくは書きませんけども、
木村元彦の丁寧な取材がオシムのその人となりを際立たせている本書。
ユーゴスラビアの歴史にも造詣の深い著者だからこそここまで深くオシムその人を描けたのだろう。
オシムの過酷な半生は想像を絶するようなもので簡単に言葉にすることは憚られるけども、
政治に翻弄され内戦によって崩壊していく代表チームの監督としての苦悩や、
家族と引き離されながらもサッカーを心から愛する一人のプロフェッショナルな監督の心中は
どんなだったのだろうと思うと何とも言えない気持ちになる。
分断された祖国。
生まれ育ったサラエボでの戦争。
そういった事実を踏まえて、オシムの言葉を読み返すと1つ1つが胸にズシーンと響きます。
名著。


この文庫版では単行本になかった「第10章」が加筆されています。
代表監督になってからのこと。
急性脳梗塞で倒れてからのこと。

その中では橋本や宮本も登場していてガンバサポ的にも興味深い内容になってる。
あの「ではではまたね〜」と軽い感じで締めるブログを書いてるハッシーが、
本来のインテリジェンスな選手として描かれていて嬉しい感じw


もう僕らはオシムの日本代表を今後見ることはない。
「もしも今、代表の監督がオシムだったら…。」と思うことはあるけれど、
それはもう叶わぬ願いだ。

そんな今、オシムが退院した時のメッセージを読み返すと、なんというか心が震えます。

FIFAワールドカップ2010年大会の予選、北京オリンピックでの健闘と幸運を祈ります。日本サッカーの進歩は常に私の関心事ですから。応援しています。
また、みなさまには次のようにお願いします。
スタジアムに足を運び、選手たちに大いにプレッシャーをかけて下さい。もっと走れ、もっとプレースピードを速くしろと。そして選手たちが良いプレーをした時には大きな拍手を与えて下さるように。

オシム前日本代表監督が退院 〜オシム前監督からメッセージ〜(08.03.25):ニュース | 日本代表 | 日本代表 | JFA

心に沁み入るね。
グッとくる。


そんなオシムがJFAアドバイザーに就任するとのこと。
明日記者会見があるそうですけど、どんどん協会に突っ込んでいってほしいですね。
オシムしか叱る人いないでしょうし。

まぁ個人的にはアドバイザーなんかよりも監督に(ry  
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2008年02月12日

『死神の精度』

本屋に寄ったら売っていたので早速買ってみたのだ。



1人の死神を主人公にした連作短編集。
今回は死神かよ。
短編集というか、これはもう1つの長編作品と言った方がいいかもしれないね。
全部で6つの話があるのだけれど、まず1話目の表題作「死神の精度」でグッと心掴まれました。

死神の設定が面白い。

調査部の担当者(死神)がもうすぐ死ぬ人間のもとへ派遣され、
1週間その人間を調査し8日目に死ぬことを「可」とするか「見送り」とするかを決定する。
死神は、人間が作る最高のものは音楽だと信じ、CDショップで試聴するのが至上の喜び。
天使は図書館に集まる。そして死神はCDショップに集まる。
いいねぇ〜。

そんなクールな死神と、もうすぐ死ぬことになるであろう人間の最後の8日間を描く。

「死」がテーマなのであるが、作品全体に流れる空気としては軽快。
死を描くことで登場人物たちのごく普通の、日常的な「生」を描き出す。
伊坂作品の魅力の1つであるテンポのいい洒落た会話の面白さもあり、
全編通して楽しめました。
そして合間合間の写真もグー。
あの作品のあの人も登場してくれて、思わずニヤニヤしてしまいましたがw

個人的に気に入ったのは後半の3編かなぁ。
ラストでは読者に時間を遡らせ、伏線が繋がり、そして美しい風景を見せてくれる。
なんとも暖かい読後感を味わわせてくれます。
死神のくせにw


伊坂作品は順調に発表順に読んでいってますが、なんかますます上手くなってるなぁと感じます。
この作品は今度映画になったみたいで、もうすぐ公開だとか。

■「Sweet Rain 死神の精度」オフィシャルサイト



金城武かー。
まぁいいんじゃないでしょうか。
企画としてCDも出すんですね。
しかもそれが主題歌かい。
それってどうなんだw  
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2008年02月03日

アイデンティティー

「祭りというものはあくまで祭りに過ぎません。そうでございましょう。華やかではありますが、それはいわば連続した行為のひとつの表象的帰結でしかないのです。真の意味は、つまり我々のアイデンティティーとしてのあしか性を確認する作業は、この行為の連続性の中にこそあるのです。祭りとはあくまでその追認行為にすぎないわけです。」

『あしか祭り』 - カンガルー日和 (講談社文庫)/村上春樹

ふむ。
単語を入れ替えるといろいろ汎用できそう。
確かに僕らはアイデンティティーというものについては、普段それほど自覚することはない。
表象的な帰結としての何かがあって、そこで初めて自分の中のそれを確認しているのかも知れない。

「ゲームというものはあくまでゲームに過ぎません。そうでございましょう。華やかではありますが、それはいわば連続した行為のひとつの表象的帰結でしかないのです。真の意味は、つまり我々のアイデンティティーとしてのガンバサポ性を確認する作業は、この行為の連続性の中にこそあるのです。ゲームとはあくまでその追認行為にすぎないわけです。」


「ガンバサポ性」てw  
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2007年12月26日

『オン・ザ・ロード』/ジャック・ケルアック

オン・ザ・ロード (世界文学全集 1-1) (世界文学全集 1-1)


ついに買ってきたよ!
ケルアックの新訳だよ!
ずっと「買わなきゃ、買わなきゃ」と思ってたんですが、今日やっと買ってきました。
装丁も素敵ですね!
タイトルは「オン・ザ・ロード」が良いか「路上」が良いかは意見のわかれるところでありますが。


村上春樹の「スプートニクの恋人」にもケルアックは登場。
「ケルアック、ケルアック、……それって、ひょっとしてスプートニクっていうやつでしょう?」



年末年始はこれを読み耽る予定。
しかしホント新訳ブームっすね。  
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2007年11月27日

『大大阪モダン建築』

大大阪モダン建築

いやー、これはイイ本。(ビルヂング的な意味で)
1,680円という値段は高いと思われるかもしれないけれど、
オールカラーだし写真集と思えばそれほど高くもないと思う。
マップも付いてて便利だし。
『ENDO』より安いしw


近代建築の良さって、その建物の持つ空気とディテールだと思うんですよねー。
そういう所に僕は惹かれます。
もちろん全体的な立ち姿というかプロポーションというか、そういったものも良いんですけど。


その点、大丸心斎橋店だいまるしんさいばしみせなんてもう最高です。
大丸心斎橋店
なんというゴージャスっぷり。
このアール・デコな外観も素敵なんですが、内部もすごいんですよね。
階段とかエレベーターホールとかの細かいところが。
多くの人はあまり気にしないんじゃないかと思うけど。
こちらのサイトとかが結構詳しい。
『次の写真へ』をクリックしていくといろいろ見れて楽しい。

いやぁ良いですね、ヴォーリズ。
神戸の旧居留地38番館とかも彼の作。
素晴らしいです。
ヴォーリズ厨になってしまいそうです。


あとやっぱり大阪の建築で欠かせないのは辰野金吾。
大阪市中央公会堂や旧日本銀行大阪支店などは彼の作品。

大阪市中央公会堂日本銀行大阪支店









これもホレボレする。
あとシェ・ワダ高麗橋本店の建物とかもね。
すごいっす。
あの東京駅も彼の手によるものですが、この人の設計する建物は外観が重厚。
グワァーッとしてる。
赤レンガに白い縞模様というのがなんかイイです。
大正ロマンって感じがして。
辰野金吾厨になってしまいそうです。


あと中之島といえば中之島図書館。
設計は野口孫市。

大阪府立中之島図書館








美しいなぁ、ホントに。
見事としか言いようがない。
これが住友家の個人的な寄付で建ったってのが驚きです。
でもこの門からは出入りできないんですよねw


大阪にはこういったモダンな建築物がたくさんある。
これらは1925年前後、大阪市の人口が東京を抜いて世界第6位となり、
「大大阪」と称された時代に建てられたものが多く、
煉瓦や石造りのため大阪空襲の戦災からも免れ、今もその姿を残している。

しかしやはり時の流れには逆らえず、解体やら建替え予定のものも多いそうです。
阪急百貨店も建替え中ですしね。
(あのステンドグラスが美しいコンコースは残るといいなぁ。)


そんなわけで、大阪市内には観光地がなくUSJぐらいじゃね?とか思われがちですが、
こういったレトロでモダーンな建築物がたくさんあります。
神戸の旧居留地や京都の三条通りみたいに「一カ所に集まってる」というわけではないけれど、
でも、それだからこそ、その街を散策して「目当ての建築物を訪れる」という楽しみがあると思います。

この本を片手に中之島・船場エリアからミナミの辺りを散策するのもかなり面白いと思うよ(´・∀・`)  
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2007年09月28日

『蒼穹の昴』

蒼穹の昴1蒼穹の昴2蒼穹の昴3蒼穹の昴4










先ほど最後のページを読み終えた。
いやー、参った。
これほどとは。
まだ少しボーっとしております。

この奥行きと深さはどうだ。
大傑作。
読んで良かった。むしろ遅すぎた。
未読の人はぜひ。
必読ですよ、必読。
心揺さぶられますよ。


人間の力なんて知れたものかもしれない。
でも強い意志と勇気があれば、生まれた境遇や、歴史の流れや、宿命や、
そういったものとは関係なく、あるいは抗いながら、
あらゆる艱難に打ち克ち、自らの手で運命を切り開いていける。
そんな主人公・春児チュンルの生き方が、胸を打ちます。
なんだか力をくれる小説だよなぁ。

最初の1ページから最後まで飽きさせない、むしろ加速度的に引き込まれていきます。
正直、浅田次郎ナメてた。
いやー、素晴らしかったです。

あと、西太后のイメージがこれを読んでちょっと変わりましたw


この作品の続編にあたる『中原の虹』(全4巻)が現在刊行中だそうです
傑作の続編ってのはハズレが多いから、僕はあんまり期待しないんだけど、
とりあえず全巻揃ってから読もうか。
読むんかい。  
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2007年08月31日

『犯人に告ぐ』

今日はまだまだ書くぜー。
あと2、3回は更新するつもりw


犯人に告ぐ


2004年7月発売のこの本を、今更ながらに読んだ。
すごいすごいとは聞いていたけど、やっぱり噂通りすごかった、って感じだ。

2段組で300ページ超と、かなりボリュームはあるんですけど、
もうグイグイ引っ張られちゃってページをめくる手が止まらない。
まぁ徹夜本ですよ、これ。
プロットの組み立てが秀逸。

内容については敢えてまったく触れたくない感じ。
予断を持たずに読んだ方が面白いと思うし、その方が絶対楽しめると思う。
もう読み終えた身としては、今からこれが読める人が羨ましいw
100点満点の警察小説とは言いませんが、かなりの傑作だと思います。
9月13日に文庫版も出るので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょう。
マジおすすめ。


で、この作品。
映画にもなるらしい。
主人公の「巻島」役にはトヨエツ。
なかなかイメージに近くて良いです。

原作を読んだあとに映画を見ると、たいてい不満な点が目に付いたりするんですけど、
演者の豊川悦司自身が、
「膨大な長さのものをどのように2時間に切り取って映画化するのかということは、全ての映画製作者のひとつの難問だと思いますが、この『犯人に告ぐ』はそこをすごくうまくクリア出来ていると思います。」
と言っているので、ちょっと期待してもいいのかも。
見に行くかどうかはワカランけどなw

というわけで、無駄に公式のブログパーツなぞを貼ってみるw

  
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2007年08月22日

「チルドレン」/「グラスホッパー」

こないだ読み終わった2作品。
2日で読み終わってしまいました。
なんともったいないw


チルドレン (講談社文庫 (い111-1))


僕は本を選ぶとき、それが自分の好きな小説家のものならば、
まったくあらすじなどを確認せずにその本を買う。
その方が楽しめるから。

今回も「なんでタイトル『チルドレン』やねん」な感じで読み始めた。

案の定、初っぱなから引き込まれる。
「バンク」
場面は銀行の中。
そこで強盗の人質になっている大学生の鴨居と陣内、と、永瀬。
もうそんなシチュエーションだけで、「え、このあとどうなんの?」とワクテカである。

本作品は、作者の言葉を借りれば「短編集のふりをした長編小説」。
一編一編は短編ではあるが、通して読んで全体を見返すと確かに長編と呼べるかもしれない。
だからひとつの話を読み終わっても手が止まらなかったのか。

印象に残ったのは陣内の言葉。
盲導犬を連れている永瀬に施しをするおばさん。
過剰な同情というものは、端から見ていてなんとも言えない気分になり、
見ているこっちが沈んだ気分になりそうだが、陣内は違う。
永瀬が手に持っていたその五千円札を見て「何で、お前だけなんだよ!」と言う。
「ずるいじゃねえか」
「どうして、お前だけ特別扱いなんだよ」と。
そこで読者はホッコリとする。
そして陣内をますます好きになるw
いいなぁ。
(井上雄彦の「リアル」に出てくる野宮を思い出しました。)


この作品の中には短編が五編入ってるんだけど、
そのすべてには、ただの一人も悪人が出てこない。
そして、それぞれに少しずつ、ちょっとした奇跡が起こってる。
だから読後感が清々しいのかも知れない。

読み終えた後、表紙の絵を見ると「あ〜」ってなります。

個人的には表題作「チルドレン」が一番好き。




2冊目

グラスホッパー


「チルドレン」読み終えてすぐ読んじゃったんだよね〜。
だから自分のなかの“伊坂欲”ってのが少なかったのかもしれない。
もひとつテンションが上がらなかった。

裏の業界に住む3人の登場人物、『鈴木』、『鯨』、『蝉』。
彼らの物語が交互に語られ、その3人が最後どうなっていくのか…。
という感じ。
まぁ好き嫌いの出そうな作品だなーと思った。
会話の部分とかね。
テンポはいいんだけどね。

この3人の中では蝉が好きです。
カラッとしてるとことか、しじみを愛でるとことかね。

まぁそーだな。
65点。
若干低めw
あ、でもストーリーはさすがで面白いよ!
と意味不明なフォローw

ちなみに「ジャック・クリスピン」というロックミュージシャンと「抑圧」という映画については、
読む前にこことかここは見ない方が吉。
あとに見た方が面白いからw  
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2007年06月14日

今週の『GIANT KILLING』。

GIANT KILLING 1 (1)


現在、モーニングで好評連載中の『GIANT KILLING』。
とにかくまぁめちゃくちゃ面白い漫画だ。
サッカーにまつわる全てが詰まってる。


今週はシーズン開幕前のプレスカンファレンスのお話。
Jリーグがモデルなので、ガンバ大阪チックなチームも出てくるかなぁと思ってたらホントにきたw



2f54c10f.jpg


ちゃんとアンブロのユニでストライプ。
カラーじゃないから分からないけど、たぶん青黒w
チーム名は、「大阪G(ガンナーズ)」。
まんまじゃないかw

で、その大阪Gの監督のコマ。
グフフキター!w
見た瞬間、顔がにやけてしまいました(´∀`)

1ca53eb6.jpg



まあ「グフフ」なんてセリフ、漫画だから出てきても全然普通なんだけど、
それをガンバを模したチームの監督が言うってのがねw


ちなみに大阪Gは、ちゃんと攻撃的な強豪チームとして描かれてます。  
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2007年06月12日

サッカーJ+ vol.08

サッカーJ+ vol.08サッカーJ+ vol.08














表  紙  コ  イ  ツ  か  よ  !  !



今号から月刊化らしいけど、買う気失せるよなw
J2顔やわ、この人。  
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2007年05月15日

『チルドレン』キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

チルドレン


いつ出るのかなぁと思っていた『チルドレン』の文庫版が今日発売。
この作品は連作短編集だそうで。
僕が今まで読んできた伊坂作品は、全部長編小説だったので、
新しい伊坂幸太郎が見られそうで楽しみです。


気に入った小説家の作品をイッキ読みするのも面白いけれど、
“文庫化されていくペース”ぐらいで読むのも、また、良いです。

ちなみに、今のところ発表順に読んでいってます。
まぁ別にそんな順番守る必要もないんだけれどw


オーデュボンの祈り
  ↓
ラッシュライフ
  ↓
陽気なギャングが地球を回す
  ↓
重力ピエロ
  ↓
アヒルと鴨のコインロッカー
  ↓
『チルドレン』    ← 今 こ こ
  ↓
『グラスホッパー』
  ↓
『死神の精度』
  ↓
『魔王』
  ↓
『砂漠』
  ↓
『終末のフール』 
  ↓
『陽気なギャングの日常と襲撃』
  ↓
『フィッシュストーリー』


『グラスホッパー』も6月23日に出るそうで、こちらも楽しみ。
帰りに本屋行かなきゃ〜。  
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2007年04月29日

「サッカー茶柱観測所」と「ピヴォ!」。

今日、梅田の紀伊国屋に寄ったら、こんな本が売ってた。


サッカー茶柱観測所



ご存知、えのきどいちろうさん。
以前サカマガで連載されていた優良コラム「サッカー茶柱観測所」が単行本化したようです。
全然知らなかったよ。
平積みされてるのを見たときは、「オ〜ッ!」と思わず声が出そうになりました。

僕はサカマガはあまり好きじゃなかった(今もそれほど好きではない)けれど、
あのコラムだけは大好きだった。
サッカーが好きで、サッカーを心から楽しんでいる人が、
打算やオトナの事情なんかとは全くカンケーなく、自由に書いてるのが良かったです。

ちなみに“あのコラム”もしっかり収録されてます。
名勝負だったという日立台での柏×仙台の試合を取り上げつつ、
Jリーグを「代表入りへのアピールの場」であるかのように報道するメディアへの批判を込めたコラム、
「あそこにはサッカーがない」

今読んでも胸がすくような文章です。
もし、ワールドカップの為にサッカーがあるとしたら、この好ゲームは何だ。説明がつくなら誰か教えてくれ。

連載中にこれを読んで、僕は「そのとーり!!」と膝を打つ思いでした。
しかもコレが掲載された週のサカマガは、ほとんどJについての記事がなかったんじゃなかったっけ?w

あの連載は何で終わったんだろうなぁ。
サポからしたら、サカマガ唯一の良心だったように思ってたんだが。

でも、こうやって単行本になって嬉しいです。
一家に一冊いかがでしょう。
おもむろに手に取り、気まぐれに開いたどのコラムから読み始めても面白い。
これはオススメ。
帯の惹句は、FC東京・ハラヒロミ監督の推薦文です。




もう一冊。
まだ読んでなかった今月号の「ピヴォ!」。
こちらはパラパラと立ち読み。

Pivo!
フットサルマガジン ピヴォ!









特集が、「頭で勝つ!」

フットサルにおける局面局面での事例を挙げて、
こういう時にはどうするべきか、という解説があって面白かった。
しかも分かりやすい。

「ピヴォ当て」されたとき守備で気を付けることとか、
マンツーマンディフェンスでは、こうやればいいとか。

これは確かに読むだけでサルが上手くなりそうだ。
でも、こういうのって実際はコートに立てば頭から飛んでたりするんだよね〜w

あー、サル上手くなりたい。  
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2007年03月24日

「太陽の塔」。

そのタイトルだけで、買おうと決めた1冊。


太陽の塔


その最初の書き出しから引き込まれる。

『何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。
 なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。』



なんだその自分勝手な考え方w

描かれるのは京大を休学中の主人公の私・森本の日常。
その日常は、かつて付き合ってい元カノ“水尾さん”の観察に費やされる。
その名も「水尾さん研究」。
決してストーカー行為ではないのだそうだw

主人公が自ら独白する日々の描写が、妄想や自己正当化に溢れ、非常に面白い。
というか笑えるw
「小説」を読んで、声を出して笑ったというのは初めてかも知れない。


“クリスマスファシズム”に異を唱え、
鴨川に等間隔に並ぶ男女に不快感を示した上、
強引に男女男女男女男女男男男男男女男女男女男女にする「男汁」ども。

独特な文体だけど、妙に引き込まれます。
ある意味、美しいと言ってもいいかも知れないw


タイトルの「太陽の塔」とは…。
まぁ気になる方は読んでみて下さい。


で。
この小説の中で描かれる「太陽の塔」の描写が、
じつにグッときたので、少し長いが引用させてもらう。

太陽の塔には人間の手を思わせる余地がなかった。それは異次元宇宙の彼方から突如飛来し、ずうんと大地に降り立って動かなくなり、もう我々人類には手のほどこしようもなくなってしまったという雰囲気が漂っていた。

(中略)

 一度見れば、人々はその異様な大きさと形に圧倒される。あまりに滑らかに湾曲する体格、にゅうっと両側に突きだす溶けたような腕、天頂に輝く金色の顔、腹部にわだかまる灰色のふくれっ面、背面にある不気味で平面的な黒い顔、ことごとく我々の神経を掻き乱さぬものはない。何よりも、常軌を逸した呆れるばかりの大きさである。「なんじゃこりゃあ」と彼らは言うことであろう。しかし、それで満足して太陽の塔の前を立ち去り「あれは確かにヘンテコなものであった」と吹聴するのでは足りないのだ。「あれは一度見てみるべきだよ」なんぞと暢気に言っているようでは、全然、からっきし、足りない。
 もう一度、もう二度、もう三度、太陽の塔のもとへ立ち帰りたまえ。
 バスや電車で万博公園に近づくにつれて、何か言葉に尽くせぬ気配が迫ってくるだろう。「ああ、もうすぐ現れる」と思い、心の底で怖がっている自分に気付きはしまいか。そして視界に太陽の塔が現れた途端、自分がちっとも太陽の塔に慣れることができないことに気づくだろう。
「つねに新鮮だ」
 そんな優雅な言葉では足りない。つねに異様で、つねに怖ろしく、つねに偉大で、つねに何かがおかしい。何度も訪れるたびに、慣れるどころか、ますます怖くなる。太陽の塔が視界に入ってくるまで待つことが、たまらなく不安になる。その不安が裏切られることはない。いざ見れば、きっと前回より大きな違和感があなたを襲うからだ。太陽の塔は、見るたびに大きくなるだろう。決して小さくはならないのである。
 一度見てみるべきだとは言わない。何度でも訪れたまえ。そして、ふつふつと体内に湧き出してくる異次元宇宙の気配に震えたまえ。世人はすべからく偉大なる太陽の塔のまえに膝を屈し「なんじゃこりゃあ!」と何度でも何度でも心おきなく叫ぶべし。
異界への入り口はそこにある。


いささか大げさではあるけれども、
彼の塔を見るたびに、僕もまさにこういった感じはする。

あの塔は、異様だ。
慣れるということはない。

ガンバの試合があるたびに、太陽の塔を見られるのは幸せだ。



さて、この小説。
最後はどうなるのか。
ストーリーには特別なドラマは何もない。
水尾さんと寄りを戻すでもない。
淡々と日常が描かれるだけ。

だけど、読んだ後、なぜか爽やかな気分になりました。
オススメです。  
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2007年01月06日

『アヒルと鴨のコインロッカー』

アヒルと鴨のコインロッカー


読み終えるともう1回読み返したくなります。
もっかい読んで、自分が騙された過程を再確認したくなります。



アパートの隣人・河崎が初対面にも関わらず、大学生になったばかりの「僕」に、
「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかける。
狙うは“広辞苑”ただ一冊…。

そんなつかみで始まる、現在と過去が交互に紡がれる物語。

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2006年12月20日

『アヒルと鴨のコインロッカー』

伊坂幸太郎クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

『アヒルと鴨のコインロッカー』
『アヒルと鴨のコインロッカー』(東京創元社)

「12/21に文庫版が出ますよ〜。」と、imaさんに教えていただきました。
感謝感謝。

伊坂幸太郎は、今年のアタマだったか去年の暮れだったか忘れたけれど、
初めて読んだ時に「あ、この作家、面白いかも…。」と思い、
この夏に『陽気なギャングが地球を回す』と『重力ピエロ』を読んで、
決定的にマイ・フェイバリットな小説家となったのです。
響野カッコイイよ響野。
(役立たずだけどw)


んで、今回の『アヒルと鴨のコインロッカー』が僕にとっては5作目。
映画化もするそうで。


楽しみだなぁ〜( ´∀`)
1日早いけど、もう今日出てないかねぇ?
ついでにコレも文庫版待たずに買っちゃおうかな〜。  
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2006年11月10日

積ん読。

サッカーJ+vol.6
11/17発売。

表紙はやっぱり千葉か。
いい写真ですね。
マガやダイも、今週はこうあるべきだったと思うんですが。








まもなくクライマックスを迎える2006年のJリーグ。今年一年、文字どおりJリーグを追い続けた『サッカーJ+』ならではの、熱く、そして幅広い日本のサッカーシーンの情報をこの『vol.6』に集約しました。Jリーグが好きで好きでたまらないアナタが知りたい情報や考えておきたい問題提起はもちろんのこと、そんぞょそこらのスポーツ誌が思いも寄らない切り口でJをもっと楽しむための秘訣などもガッチリ掲載しています!!


>そんぞょそこらのスポーツ誌が思いも寄らない切り口で

「そんぞょ」www





本と言えば、個人的にはコチラも。

グレート・ギャツビー

ついに出た、村上春樹訳。
正直言うと「グレート・ギャツビー」は野崎孝の訳を何度も読もうと挑戦しているのだけれど、
いつも途中まで読んでやめてしまっている。
なんでだろう?
訳者が違えば読めるだろうかw

中央公論新社は同時にハードカバーでも出すそうで。

グレート・ギャツビー


しかし長らく親しまれてきた作品の新訳を出すのって、
いろいろと、「なんか違ーう。」みたいな感じの拒否反応とかが
読者から出てきたりして、大変なんじゃないかなぁと思いますがどうなんでしょうか。






村上春樹と言えばこちらも気になります。

ハルキ・ムラカミと言葉の音楽


自ら「村上春樹のファン」と名乗り、個人的にも親しいというジェイ・ルービンの作品。
他では聞けないようなエピソードもあるらしく、
村上ファンにとってはかなり面白そうです。

でもこれは図書館に借りに行こう。
最近なんか“積ん読”が増えてきちゃったよ。  
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2006年10月24日

砂漠で溺れるわけにはいかない

ドン・ウィンズロウの「ニール・ケアリー」シリーズの新作が出た。
と言うか、出てた

…8月に。


砂漠で溺れるわけにはいかない


おっかしいなぁ(´・ω・`)
本屋にはよく行くし、その度に「新作まだかなぁ。」と探してたんだけどなぁ。
気付きませんでしたよ。


と言うわけで買ってきて、今日読み終わりました。
今作は、傑作「ストリート・キッズ」から始まったシリーズ全5作の最終巻。
位置づけとしてはエピローグというか後日談というか、そんな感じらしい。


まぁ面白かったです。
いつもの書き出しだしw

でもちょっとイマイチかな〜。
前作でも思ったが、「高く孤独な道を行け」までの3作がよくできていたので、
内容的にちょっと薄く感じました。
とは言え、面白いことは面白いですよ。

でも「これでもう終わりかぁ……。」という寂しさの方が大きいです。
なんかシリーズ再開なんて話もありますが、どうなんだろ。
ニールが大人になった話なんかも面白いかも知れません。


まぁ「ニール・ケアリー」シリーズは僕的にはかなり大プッシュなんですが、
もし「読んでみようかな」とお思いの方は、
是非とも第1作から順番に読むことをオススメいたします。
その方が断然楽しめます。
「ストリート・キッズ」はホンットに面白いですよ。

ストリート・キッズ


仏陀の鏡への道


高く孤独な道を行け


ウォータースライドをのぼれ


ちなみに「ドン・ウィンズロウ」っていう同姓同名の官能小説作家がいるそうですので、
ご購入の際はくれぐれもお気を付け下さいw


今回のあとがきには訳者の東江さんも書いていて、その中で「フロスト」の名前が出てきてビックリした。

フロストというのは、同じ東京創元社から出ているシリーズで、
こちらの作品も僕は大ファンですw
今3作出ていて、もうかれこれ4,5年は新作を待たされているので、
この冬ぐらいにはそろそろ出るんじゃないかと期待しているんですが、どうなりますやらw
こちらも結構面白いです。

クリスマスのフロスト


フロスト日和


夜のフロスト
  
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2006年09月26日

ゆっくり歩け、たくさん水を飲め。

アフターダーク

今日、本屋に行ったら、いつの間にか文庫になってた。
知らなかったぜ……_| ̄|○

ハードカバーの単行本は持ってるけど、また読みたくなったので買ってきた。

この「アフターダーク」は、今のところ村上春樹の最新の長編。
本人曰く、『短めの長編』。
ファンの間では「つまらない」、「いや、面白かった」と評価の別れる作品。

登場人物を第三者的なカメラの視点で追う手法が
これまでにないものだったので、なかなか新鮮味があり面白かった。
僕としては、結構楽しめました。


村上春樹は、(大げさに言うと)しばしば人間の普遍的なテーマを描く。
邪悪で超越的な暴力に対して、人はどう対峙していけばいいのか。
「1973年のピンボール」の「万力で手を潰された猫」。
「ねじまき鳥クロニクル」の「皮剥ぎ」。
「海辺のカフカ」の「猫殺し」。

そういった邪悪なるものに対して、
「ご飯はきちんと食べましょう。」
「仕事は真面目に。」
「アイロンをかけて身だしなみは清潔に。」

そういう人間的なものが「闇」的なものから自らを救う、と。

だから僕は村上作品を読むと、きちんと生きていこうと思うのかも知れない。


今作品では、その「闇」的な場所に足を踏み入れかけるマリを、高橋やカオル、コオロギらが救う物語。
(だったように記憶する。)
ちょっと忘れかけてるので、もう一回ちゃんと読もうと思います。



ちなみに、タイトルの「ゆっくり歩け、たくさん水を飲め。」というのは
この作品に出てくる高橋のセリフ。
とても印象的な言葉です。

「……ねえ、少し歩かない?」とマリは言う。
「いいよ。歩こう。歩くのはいいことだ。ゆっくり歩け、たくさん水を飲め」
「何、それ?」
「僕の人生のモットーだ。ゆっくり歩け、たくさん水を飲め」



「1973年のピンボール」にも同じセリフが出てくる。
「おやすみ。」と鼠は言った。
「おやすみ。」とジェイが言った。「ねえ、誰かが言ったよ。ゆっくり歩け、そしてたっぷり水を飲めってね。」


いいモットーだ。  
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2006年08月24日

サッカーJ+ vol.05

表紙の写真キタ!

サッカーJ+vol.05












オールスターのマスコット祭りの写真だ。

ガンバボーイ写ってねぇ〜…(´・ω・`)  
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2006年08月04日

本を買う。

「時間もできたし本読むべぇ!」と勢い込んで紀伊国屋書店に行って参りました。
僕は、本は書店で買うものだと思ってますので、
(というか手に取って選ばずには本を買えない体w)
アマゾンのお世話になったことないんです。
書店にない本を買うなら超便利なんだろうけれどね。

で、今日のお目当ては伊坂幸太郎
『陽気なギャングが地球を回す』と『重力ピエロ』を買おうかと。
前に『オーデュボンの祈り』と『ラッシュライフ』を読んで、なかなか気に入ったので
別の作品も読んでみようと思いまして。
彼の作品の何がいいんだろ?
そのへんは上手く言葉にできないw
でも、なんか読ませますよねぇ( ´∀`)


で、「あと他にもなんかないかなぁ〜。」なんて思いながら店内を徘徊してたら、
海外小説コーナーに到着。
そこで「ハッ!」思い出してリチャード・ノース・パタースンを探し出す。

パタースンは『罪の段階』と『子供の眼』がもう馬鹿みたいに傑作だったので、
次の作品を読むのを楽しみにしてた作家。
でも、なかなか機会がなくて読めずじまいだったんですが、やっと買いました。
『最後の審判』と『サイレント・ゲーム』。
うっひょおおおぉぉぉぉ!!(゚∀゚)

なんか噂によると、この2作品もなかなか良いようです。
パタースンを読んだら、スコット・トゥローなんてもう読めない。
人間描写が丁寧で、とても奥行きのある小説を書く人です。
“謎解き”とかを期待する人にはイマイチかもだけど、
ミステリ好き、リーガル・サスペンス好き、なによりも小説好きな方にはオススメです。

これでこれから1週間は楽しめるな(・∀・)


今日買った本のまとめ。




陽気なギャングが地球を回す


重力ピエロ


最後の審判〈上〉


サイレント・ゲーム〈上〉



本屋で一度に何冊も本買うのって幸せぇ〜( ´∀`)

でも上・下巻がある2作品を買ったから計6冊。
結構重かったw  
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2006年04月20日

武田双雲

たのしか


名前は知ってたんだけど、この本を見て、初めて彼の作品を堪能。
墨の濃淡や、書の美しさに感動。
鳥肌立ちました。
すごいね、こんなの書けるなんて。

一瞬、「あ、これやったら俺にも……。」とか思うけど、
それは素人の発想なんだろなw


習字7級ですが、何か?


公式HP
公式ブログ
  
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2006年03月23日

村上春樹にカフカ賞。

■村上春樹氏にカフカ賞(スポニチ)
 プラハからの報道によると、チェコのフランツ・カフカ協会は23日までに、プラハ出身の作家フランツ・カフカにちなんだ文学賞「フランツ・カフカ賞」を、日本の作家、村上春樹氏(57)に贈ることを決めた。授賞式は10月30日にプラハの旧市庁舎で行われる予定。

(中略)

 経済紙ホスポダージュスケー・ノビニは「村上氏は(ノーベル文学賞授賞式が行われる)スウェーデン行きの航空券を手配しなければいけないだろう」と伝えた。 (共同)

ノーベル文学賞もクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

まぁ、賞取ったからと言って、どうと言うこともないんですがねw

読者が作家の作品を好きでいれば、それでいーのだ。  
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2006年03月07日

「これだけは、村上さんに言っておこう」

mixiの村上春樹コミュで知った。
全然知らなかったぜ!

「これだけは、村上さんに言っておこう」
murakami









目次より
・なんでマラソンをするの?
・『ノルウェイの森』について
・外見は大事ですか?
・好きな人にどのように思いを伝える?
・小説のタイトルの付け方
・上手な日記の書き方
・登場人物は避妊しないの?
・アイロンの上手なかけ方
・どういう女性が嫌い?
・生きる喜びを与えた小説は?



「そうだ、村上さんに聞いてみよう。」の続編らしい。
あれの続編出すのかよw
「聞いてみよう」の方はなかなか面白かった。
くだらない質問とかにちゃんと答えてて結構笑える。
『ゴルゴ13は女性と寝ても、どうしてイかないのですか?』
とかもあった気がするww
いろいろ為になるようなこともあったりして。

今度のも面白そうだ。
水丸さんの絵なのも嬉しい。
明日発売。  
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2006年02月13日

やさぐれぱんだ

本屋でたまたま見つけた本。「やさぐれぱんだ」

結構有名らしいですね。全然知りませんでした。


平積みで置いてて、その絵に吸い寄せられる様にして
手に取ってパラパラ読んでみたら、面白すぎw
笑いを堪えるのに必死だったw

「山賊少年とジャイアントパンダによる心温まる対話の記録」
ぱんださんサイコーっすよ!

山賊WONDERGROUNDの『SZUG』の過去ログの方で読めます。
こういう面白いのをリアルタイムで知らなかったってのはなんか損した気分だ。  
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2006年01月27日

頼むから静かにしてくれ

2週間程前に、中央公論新社より刊行開始されたシリーズ。
『村上春樹翻訳ライブラリー』。
村上春樹が翻訳した作品が順次、月2冊ぐらいずつ出るそうです。

で、その1発目がこちら。
頼むから静かにしてくれ〈1〉


レイ・カーヴァーの全集を新書化したもの(若干の手直し有り。)で、
装幀も全集と同じ和田誠さん。
和田誠さんと言えば全8巻の全集では、可愛らしいイラストがとても素敵でしたが、
今回のシリーズでは写真でいく模様。
これまたいい感じだ。


カーヴァーの作品には、特別なドラマはなく
緻密な構成で、日常の中のちょっとした出来事を描いているものが多い。
その出来事というのが、よくありそうな風景なんだけどなんだか奇妙な感じで、
奇妙な感じなんだけど読み終えた後、なんだか心がほっこりと、
そしてジワァ〜っと暖かくなるような、他にはない不思議な味わいがあります。

短編なので、気が向いた時にサッと読めますから
読書に慣れてない人でも楽しめるのではないかと。
カーヴァーに接したことがないという人は是非。
自分の時間を捧げる価値は十分にある作家です。
  
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2006年01月17日

ノルウェイの森

久々に再読。

「自分に同情するな。自分に同情するのは、下劣な人間のすることだ。」

良いこと言うよなぁ、永沢さん。
僕も自分に同情しないようにしよう。





でも。

前向きになれと言われて前向きになれるのならば悩みはしない(枡野浩一)

確かにw  
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2005年10月20日

本の消費税額

こんにちは。鍋奉行です。

ここ最近2,3週間程すんごい勢いで文庫本を買い続けてるんですが、
本を買うたんびに思うのは、「なぜ、書籍だけ値段が純額表示なのか??」ってことだ。
仕事柄、気になるんです、そういうの。

んで調べてみたら、こんなものがあった。
ふーん。

  
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2005年09月16日

東京奇譚集、発売

東京奇譚集


出ましたねぇ。
本屋行こうっと。楽しみ♪






ん!?なにこれ?



世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド


改装版だとぉ〜!?
このやろーー。物欲くすぐりやがってぇ〜〜〜!

でもなぁ!その手には乗るかってんだ!ミエミエなんだよぉヽ(`Д´)ノ
なに!?2520円?手頃じゃねぇか!

でも絶対買わねーぞ!!
いいか、絶対買ってやんねぇ〜んだからな!!
  
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2005年08月23日

『ツルモク独身寮』一気読み

ツルモク独身寮を1巻から通しで読んだ。読み出すと止まらん。
(なんとなく無駄な時間の使い方のような気もするが、まぁいいだろう。)
しかしこの作品は名作ですよ、名作。
まったくもって面白い。
まわりで「面白くない」という意見を聞いたことがない。

作品自体は10年以上前のものなので、登場人物の服装など
時代を感じさせるものもあるが、ストーリー自体はちっとも古臭くない。
いつの時代も若い男女が悩む恋のこと、将来ことなんかが描かれていて、
共感できる部分も多々。

なにより、みゆきさんが可愛いw
そして杉本や田畑がいつのまにか年下になっていることに、時の流れを感じるw
また始めから読んでしまいそう。  
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2005年08月19日

村上春樹、新刊キター!

読書感想文の宿題は終わりましたでしょうか。
『東京奇譚集』が単行本になるそうですよ。
詳しくはこちら→灯台モトクラシ

書き下ろし長編ではないのが少々残念ですが、
『アフターダーク』が出てまだそんなには経ってないし、
そちらの方はもっともっと待ちましょうw

連載が始まったとき、「きっと1冊にまとまって出るだろうから読むまい!」
と決めて、衝動を押さえて読んでなかったんですが、
発売が決まって嬉しいです。
意外と早かったです。

「連載分」プラス「書き下ろし」という形、
いわゆる『神の子どもたちはみな踊る』方式ですねw
9月が楽しみだ( ´∀`)
  
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2005年07月16日

ブックバトン

暑いねぇ、毎日毎日毎日毎日。
今日ボーッとしてたら、体が溶けだしてきた。
気を引き締めないとな。


さてさて。
逃避日記のあささんから回ってきましたよ、Book Baton。
いろいろとあるんだなぁ。

●持っている本の冊数

不明ですよね、こんなの。学級文庫じゃないんだから。
でも、そうだなぁ。200冊ぐらいじゃないかなぁ。


●今読みかけの本or読もうと思っている本

読みかけはないです。
まったく読むのをやめるか、最後まで読むか、ですね。

読もうと思ってる本は、書き出したらキリがないですけど
とりあえず、グレイス・ペイリー『人生のちょっとした煩い』をば。


●最後に買った本(既読、未読問わず)

村上春樹『象の消滅』(新潮社)

最近は本を読む時間もないので、買えてないorz
8月までのガマンぢゃ!


●特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)

きたよきたよ。ムズイよ、また。

1.村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮文庫)

村上作品からならこれだなぁ。マスターピース。
僕が村上春樹の小説と、うるるん滞在記的に出会った本。
何度読んでも楽しめる。


2.吉川英治『三国志』(講談社文庫)

男子なら 一度はハマる 三国志。
好きな武将は、孟獲と関羽。
孟獲は、孔明に7回捕まって7回放されたバカっぽさが笑えるw
関羽は純粋に格好いい。


3.ユリウス・カエサル『ガリア戦記』(岩波文庫)

カエサルが、自身でしるしたガリア遠征の記録。
2000年以上前の、実在した英雄が書いた文章というだけでも興奮する。
徹底して客観的に描かれてることで迫力満点。
この近山訳は少しぎこちなくはあるけれど、こっちの方がわかりやすい。
予備知識があった方が、背景とかが分かって、より楽しめます。


4.R.D.ウィングフィールド『クリスマスのフロスト』(創元推理文庫)

寝るのも惜しんで、一気に読み通した。
ダメ刑事フロスト。
こんな人が周りにいたら、欝陶しいだろうな
と思いつつ、憎めない愛すべきキャラ。


5.J.アーヴィング『ガープの世界』(新潮文庫)

この人の作品はやたら長くて、重い話ばかりなんだけど
なんかやさしい。
映画化されてる作品も多いので、こんど見てみよう。


●次にまわす人5人まで

うーんとね、困りますけどね。
@DIARYのmiyukiさん、
Be there Blogのふたばさん。
いかがでしょうか。
全然無視しても構いませんのでw

  
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2005年07月11日

ニール・ケアリー!

ウォータースライドをのぼれ ウォータースライドをのぼれ


ついに来たよ、「ニール・ケアリー」シリーズ第4弾!
待ちわびたよ、まったくもう!
このドン・ウィンズロウという作家が、僕は結構好きなんです。

傷つきやすい心を減らず口で隠しながら
プロの雇われ探偵として様々な事件に巻き込まれていく
生粋のニューヨークっ子、ニール・ケアリー。
マジで面白いですよ。
まずは第1作目の『ストリート・キッズ』からどうぞ。

でも、本って「面白いよ!」って薦められると
期待ハズレだったりするんだよなぁ。
というワケで、面白くないです。読む価値ありません。

でも文庫本が1000円てどーよ。  
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2005年06月18日

サッカー本

新じゃが、食べました?新じゃが。
美味しいよね、どんな食べ方でも。
ウチは今日、そぼろ煮でした。



ぼくのプレミア・ライフ
あまりにも有名な本なんで紹介するのもためらわれるけれども、
サッカーを題材にした小説の中では結構好きです。

熱狂的サポーターの悲哀が描かれていて面白い。
特に268ページ、『男の夢』というところは、
同じチームを応援する彼女を持つのは、幸か不幸か?
ってとこなんだけどいろいろ考えさせられます。

僕は、万が一つれあいがガンバを応援するようになったら、
とても喜ぶと思う。
でも、その後子供ができたら、どーするかな?
赤ん坊連れてゴール裏には行きたくないよな。
かと言って家で子守はいやだ。
やっぱりサッカーに興味のない伴侶を見つけるのが、
サッカー好きの人生においては幸せなのかもしれないな。
  
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2005年06月04日

四日間の奇蹟


四日間の奇蹟

1年ぐらい前に読んだ本なんだけど、これが今度映画化されたらしい。
「このミス」大賞を取った新人作家ってことで、
「どれどれ、どんなモンかね」と思って読み始めたんだけど、
これがなかなかヨカッタです。
まぁストーリーの展開に、現実離れしたとこは確かにあって、
「ンな、あほな(ノ∀`)」ってなるけど
どんどん読み進めました。割に面白かったです。

で、映画化。
小説を原作に映画化された場合、その原作を読んだ人間からしたら
「なにこの配役?」とか「話ハショり過ぎなんですけど」
とかあるんだけど、今回のこの二人は
僕のイメージとしてはドンピシャ!
まぁDr.コトーとかぶりまくりなワケだけども。
ストーリーの方は、やっぱ約2時間という制約があるから
削ってはあるんだろうけど、それがどの程度か、だな。
観るのは怖いけど、気になる。
ビデオ待とうかな。


でも小説の映画化って、最近多過ぎですよね。邦画。
手間が省けて、それなりに興行収入も見込めるんだろうけれど
なんか安易すぎない?
ただの「ヒットした小説を映像化したもの」に堕してるような。

『映画』としてのありようは、そんなじゃないと思うけどな。  
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2005年04月20日

読書という愉悦

僕にとって本とは、生活必需品なんだけど、
世の中には「基本的に読書はしません」という人もいる。
うちのつれあいが、そのタイプで、面白い本をすすめても
「3行ぐらいにまとめて(笑)」
なんて返事が返ってきたりする。

まぁそれはその人の主義なので構わないのだけれど、
僕には本のない生活は考えられない。
こんなに楽しいのになぁと思ったりする。
手軽で、色んな時代に行けて、色んな人間になれる。
そして自分と違う考え方というものを示してくれる。
ホント素晴らしい。

僕の、特に好きな小説家は村上春樹で(他にもいるんだけど)
この人の小説は何度読んでも、その時時によって違う味わいがある。

今は、最近出た短篇選集「象の消滅」を読んでます。
全部読んだことのある短篇なんだけど、
最初に読んだときとはまた違った面白さがあります。
次は村上春樹の翻訳モノを読もうと思ってるんですが、
職場の後輩アンディが、村上春樹訳、レイ・カーヴァーの短篇集
「カーヴァーズ・ダズン」を読んでいて、先を越された感。
僕も早く読まねば。

とまれ、読書ってホントいいですよね。

  
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